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関空直結のカプセルホテル「ファーストキャビン」、1年ぶりに営業再開

サイドテーブルを配置する「ファーストクラスキャビン」

サイドテーブルを配置する「ファーストクラスキャビン」

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 関西国際空港直結の商業施設「エアロプラザ」(大阪府泉佐野市泉州空港北)3階のカプセルホテル「ファーストキャビン関西空港」(TEL 072-456-5526)は5月11日、約1年ぶりに営業を再開した。

フロントには最新フライト情報を掲示

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 2017(平成29)年3月にオープンした同ホテルは、コロナ禍の影響で昨年4月より休業。運営を光明興業(大阪市中央区)が引き継ぎ、営業を再開する。関西国際空港直結という立地から、早朝や深夜フライト利用客の宿泊や、フライトの乗り継ぎ時間の休憩など24時間利用されていたという。

 「ファーストクラスキャビン」は、「コンパクト&ラグジュラリー」をコンセプトに、飛行機のファーストクラスをイメージしたカプセルホテル。現在、全国に14店舗(休業中を含む)展開する。同社は2009(平成21)年4月より、同ブランド1号店の「ファーストキャビン御堂筋難波」をフランチャイズで運営し、「ファーストキャビン関西空港」は2店舗目となる。

 客室は「ファーストクラスキャビン」(21室、4.4平方メートル)、「ビジネスクラスキャビン」(132室、2.5平方メートル)の2種類。両タイプ共にテレビやWi-Fiを備え、立って入室できる2.1メートルの高さを確保。「ファーストクラスキャビン」には、サイドテーブルを配置する。各キャビンに鍵をかけることはできないため、施錠可能なセーフティーボックスを設置する。

 施設内は、男性専用と女性専用のエリアに分かれ、セキュリティーカードで入室し、女性の1人客にも配慮する。大浴場やシャワーブース、男女共用エリアには、食事などに利用できるラウンジを設ける。フロントには最新のフライト情報を掲示する。

 総支配人の小林一裕さんは「当面は空港勤務者をメインターゲットに営業を再開する。日本を代表する空の玄関口である関西国際空港に直結するため、コロナ収束後は国内線利用客、さらに先のインバウンド客を取り込んでいきたい」と話す。

 利用料金は、ファーストクラスキャビン宿泊=7,200円~、ショートステイ=1時間1,000円、ビジネスクラスキャビン宿泊=6,200円~、ショートステイ=1時間900円。ショートステイは2時間以上の利用から。

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