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大阪・弁天町の名物鍋「みや乃鍋」が存続の危機 「材料ある限りやる」

おかみの宮乃富子さんと「みや乃鍋」

おかみの宮乃富子さんと「みや乃鍋」

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  大阪・弁天町の日本料理店「みや乃」(大阪市港区弁天2、TEL 06-6571-5888)で現在、名物鍋「みや乃鍋」が存続の危機という。

7種の豪華食材を使った「みや乃鍋」

 海鮮食材をふんだんに積み上げた見た目で、弁天町名物として知られている「みや乃鍋」(1人前=7,340円)。約1メートルの船状の器に、カンパチの頭を土台にして伊勢エビ、毛ガニ、ズワイガニ、あわび、ホタテ、ステーキと7種類の食材を約30センチ積み上げ、みそベースの鍋で仕立てる。豪華な見た目に、客から歓声が上がることも多いという。

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 食材のバランスを見ながら積み上げるのは、79歳のおかみの宮乃富子さん。「10年も積み上げると難しくない」と話す。「みや乃鍋」はおかみが急いでいる最中に、海鮮類を積み上げて客の前に出したのがきっかけという。

 宮乃昇店長によると、2年前から漁獲量の減少により、海鮮食材の価格が高騰。材料の確保が難しくなり、今まで6,804円で提供していたものを11月1日から7,340円に値上げしたという。現在は香港や中国など海外からの予約が増えているが、材料がそろわない時は断ることもあるという。宮乃店長は「正直、鍋の存続は大変だが、予約の電話をもらったらなんとかしたいと思って準備する。それでも安請け合いはしたくないので、どうしても無理な場合はお断りしている」と話す。

 今後は、材料がある限り続けていく予定。宮乃店長は「いつも『みや乃鍋』を楽しみにしてくれてうれしい。材料がある限りはやるが、無くなり次第終了する」と話す。

 完全予約制。