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関空が止血帯「ターニケット」を設置 国内の空港では初導入

国内の空港で初めて導入された止血帯「ターニケット」

国内の空港で初めて導入された止血帯「ターニケット」

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 関西国際空港(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中)が7月24日、国内の空港で初めて止血帯「ターニケット」を導入したことを発表した。

第1ターミナルビル・第2ターミナルビルの各AED BOX内に設置

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 「ターニケット」とは、圧迫止血でも止まらない出血に対して行う緊縛止血のための道具。血を押さえたい位置より心臓に近い位置に巻き、手足に輪になったベルトを通して締め上げるだけで簡単に素早く止血でき、大量出血から命を救うことができる。日本では2012(平成24)年に自衛隊に導入され、最近では2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、消防庁が導入を進めている。

 今回、テロや災害時に備えて応急救命が行えるよう、「りんくう総合医療センター」協力の下、導入が決定。国内の空港で「ターニケット」を導入するのは、同空港が初めてとなる。設置場所は、第1ターミナルビル・第2ターミナルビルの各AED BOX内で、導入個数は約100個。

 担当者は「今後は定期的に講習会を開催し、関西エアポート社員をはじめ空港関係者の方が広く扱えるよう指導を行う」と話す。

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