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南港・ATCで「わけあって絶滅しました。展」 巨大な動くレプリカも

モーターで滑らかに動く「アノマロカリス ロボット」(© ココロ)

モーターで滑らかに動く「アノマロカリス ロボット」(© ココロ)

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 「わけあって絶滅しました。展」が7月22日、大阪・南港のATC(大阪市住之江区南港北2)「ATCホール」で始まった。

「ステラーカイギュウ全身骨格」(© 福井県立恐竜博物館)

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 「わけあって絶滅しました。」は、2018(平成30)年7月の第1作以来4シリーズを出版し、累計発行部数90万部を超える図鑑シリーズ。動物学者・今泉忠明さん監修の下、絶滅した動物やその理由をイラストや動物の一人語り形式で紹介する。本に登場する動物の骨格標本やレプリカを紹介する初の展覧会。

 会場は、約5億年前~現代の絶滅した動物や絶滅危惧種に関する約400点の資料を、古生代、中生代、新生代の3つの時代に分け絶滅した時代順に並べて紹介。目玉は、「歯が弱くて」絶滅したアノマロカリスや「デコりすぎて」絶滅したオパビニアの全長約3メートルの動くロボット。ステラーカイギュウやティラノサウルスの全身復元骨格、全長6メートルのナマケモノ・メガテリウムや全長13メートルのヘビ・ティタノボアの実寸サイズイラストも展示する。

 ライチョウやハイギョ、シーラカンスなど絶滅危惧種の実物や模型、映像資料などの展示スペースを設ける。カブトガニに触れられる水槽や化石採掘体験、動く氷に乗って絶滅危惧種のホッキョクグマを助ける体験型VRシアターも用意する。

 図鑑を監修した丸山貴史さんは「文字を読まなくても展示を楽しめるよう、図鑑の紹介ページや化石などたくさんの資料で構成した」と話す。今泉さんは「実際に化石や骨格を見ることで、当時の動物たちの生活や環境などを想像しながら楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は9時30分~16時30分。入場料は、一般=1,800円、3歳~中学生=900円。9月4日まで。

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