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海遊館で特別展「視点転展」 生き物の「世界」を疑似体験、多様性理解目的に

「水」をテーマにペンギンと人の考えを比較するコーナー

「水」をテーマにペンギンと人の考えを比較するコーナー

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 特別展「視点転展~色んな見え方、感じ方~」が7月14日、海遊館(大阪市港区海岸通1)エントラスビル4階「特別展示室」で始まった。

約30個のライトで生き物の「リズム」を表現する

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 生き物が見たり感じたりしている世界を疑似体験することで多様性を学んでもらおうという同展。展示は、「比較エリア」「体験エリア」「リズムエリア」の3つのエリアに分けた。

 「比較エリア」は、「水」、「人」、「じぶん」の3つのテーマに沿って木製のローラーを回しながらペンギン、フジツボ、クラゲと人間との感じ方や役割の違いを学んでもらう木製の仕掛け。「体験エリア」は、イルカが海中で聞く音やスミツキイシガキフグの赤ちゃんの視界などを五感で体感する装置を用意する。「リズムエリア」は、照明を消した室内に手のひらサイズの丸いライトを約30個並べ、「ニシキアナゴの食事リズム」や「カニが匂いを感じるリズム」など約10種類の生き物の行動リズムを光の点滅と振動で表現する。

 飼育員の北谷佳万さんは「生き物によって見える色や視野の違いを体感することで、生き物の多様性を実感してもらえるよう展示を構成した。生き物について深く考えるきっかけにもなれば」と話す。

 2024年1月初旬まで。

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