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此花区で体験型アートイベント「新感覚ストア」 家電を分解する「分解BAR」も

(右から)「アトリエe.f.t」代表の「吉田田タカシ」さん、イベントリーダーの「ハムスターの息子に産まれて良かった」さん

(右から)「アトリエe.f.t」代表の「吉田田タカシ」さん、イベントリーダーの「ハムスターの息子に産まれて良かった」さん

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 体験型アートイベント「新感覚ストア」が3月15日、大阪・此花区のイベントスペース「PULL」(大阪市此花区梅香1)で始まった。

生理用品を使って作ったドレス

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 大阪と奈良に展開するアートスクール「アトリエe.f.t」(中央区)が、2001年から毎年3月に開催している「e.f.t展」を刷新した同イベント。毎年約1000人を動員しており、今回で19回目。元鉄工所だったという開放感のある約80坪の会場で、現役芸大生、スクール生、卒業生など4歳~40歳までの作家約80人が制作したアート作品300点以上を展示する。

 今回から、展示作品の販売も行う。同スクール代表の吉田田タカシさんは「今回は『生活必需品ではないもの』をテーマにした。10円から購入できる物も用意しており、中には何に使うのか分からない物もある。その作品の価値とは何なのかを思い思いに感じてもらえたら」と話す。展示は、絵画や動画作品のほか、段ボールで作った自転車やギター、生理用品を使って制作したドレスなど。

 会場左側の2階には、不要になった家電製品を分解しながらコーヒーや紅茶、アルコールなどのドリンクが楽しめるバー「分解BAR」を設置。「何かを分解していくのはとても楽しい。さらに分解した部品同士を組み合わせて全く違った物を作るなど、自分で想像して作ることを体験してもらえたら」と吉田田タカシさん。用意する家電は数に限りがあるため、持ち込みにも対応する。

 そのほか、4歳~12歳の子どもを対象に、壊れた家電を工具で分解し、パーツを使って思い思いの立体を作る「分解ワークショップ」(参加費500円)も行う。

 吉田田タカシさんは「子どもから大人まで幅広い世代の人に来てもらいたい。真っ白なギャラリーだと普段アートに触れない人はなかなか足を運びにくいが、住宅街の中にあるこのような場所だとあまり構えずに見に来てもらえるのでは」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~19時(15日~17日は21時まで。「分解BAR」は、15日~17日の17時~21時。「分解ワークショップ」は16日・17日の13時~15時)。入場無料。今月21日まで。

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