大阪市港区で3月11日、シェアサイクルによる回遊性向上事業実証実験「Bayside Cycle(略称:ベイクル)」が始まった。
「港まちづくり協議会大阪」が参画している「築港・天保山にぎわいまちづくり実行委員会」と、オープンストリート(東京都港区)が協働して実施する同実験。2025年大阪・関西万博開催が決定し、注目を浴びているベイエリアの回遊性を向上させることが目的で、公共スペースにシェアサイクルの「ステーション(駐輪場)」を設置する。期間は2年間で、同社が提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用する。
電動アシスト自転車の利用予約から決済までの一連の手続きは、スマートフォンやパソコンを使って行う。ステーションがあれば、どこでも自転車を返却できるのが特徴。利用料金は、15分=60円、最大24時間=1,000円。最大駐輪可能台数は20台。現在は、ステーションを5カ所設置。今後30カ所のステーションの拡大を予定している。
港まちづくり協議会大阪事務局長の松本英之さんは「みんなで万博に自転車で行きましょう。今後は天保山まつりと同日にサイクリングイベント『ツール・ド・ベイエリア』実施にトライします」と話す。
2021年3月31日まで。