関西国際空港（泉佐野市泉州空港北1）第1ターミナルビルの国際線出発エリアが12月5日、リニューアルオープンする。

商業エリアを4つのテーマに分けて展開

　2025年大阪・関西万博開催に向け、「国際線キャパシティの拡大」「保安検査ゲート内・エアサイドエリアの充実」「旅客体験の充実」を目的に、2021年5月から改修工事を行っている第1ターミナルビル。昨年10月、2階の国内線エリアをリニューアル。今回開業する国際線出発エリアは、2階国際線出発エリアと3階出国審査場の2カ所。

　2階国際線出発エリアは、約1.6倍の広さに拡大し、飲食店や物販店など27店が出店。広さ2500平方メートルのウォークスルー型免税店や木造の天井飾りや緑の人工芝を設けた休憩スペース「PLAZA」を設置する。スムーズに出国手続きを進められるよう、南北2カ所に分かれていた出国審査場を中央1カ所に集約する。

　出発エリアの商業区画には、「Peaceful」「Active」「Curious」「Fun」の4つの異なるテーマを設定し、飲食店や物販店を混在させる。「泉佐野ブルーイング」（泉佐野市大西2）が手がけるビアバー「KIX BEER」やイタリアの焙煎（ばいせん）メーカー「セガフレード・ザネッティ」のカフェなど飲食店のほか、フィギュアやプラモデルなどのホビーショップ「Anime hunt」、日本製の家電やアクセサリーをそろえる「Japan Tech」など物販店が空港初出店する。

　2025年春、国際線保安検査場と国際線ラウンジの運用を開始し、グランドオープンを予定する。