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関空国内線エリアがリニューアル 万博見据え商業エリア5倍に拡張

広さが5倍になった保安検査ゲート内の商業エリア

広さが5倍になった保安検査ゲート内の商業エリア

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 関西国際空港(泉佐野市泉州空港北1)第1ターミナルビル内の国内線エリアが10月26日、リニューアルオープンした。

ANA、JAL共有のラウンジ

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 着工は昨年5月。2025年開催の大阪・関西万博を見据え、第1ターミナルを「国際線のキャパシティ拡大」「エアサイド(保安検査場通過後)エリアの充実」「旅客体験の向上」を柱にリニューアルした。国内線エリアの移転に伴い今月1日、2階の保安検査ゲート外の国内線一般エリアにフードコートが先行オープンしている。

 リニューアルでは、同ビル2階の南北2カ所に分かれていた国内線出発口を南側1カ所に集約。保安検査場や国内線ラウンジ、商業エリアなども装いを一新した。混雑緩和のため、保安検査場では、スマートレーンを6台導入。国内線ラウンジは2階から3階に移し、ANAとJALの共有ラウンジとした。西側一面に設けた窓からは管制塔や待機している飛行機が見えるようになった。

 保安検査ゲート内の商業エリアは、面積を約5倍の1130平方メートルに拡張。飲食店と物販店合わせて6店が関西グルメや土産を販売する。飲食店は京都・祇園の「天ぷら 圓堂(えんどう)」やお好み焼き店「ぼてぢゅう」など。物販店は大阪・泉州の「袋谷タオル」や「京都祇をん ににぎ」のフルーツ大福、大阪・泉佐野「むか新」の焼き菓子「くぼ美」などをそろえる「関西旅日記」がオープンした。

 長距離の歩行が不安な人に向けて、保安検査ゲート内の移動を補助する「WHILL(ウィル)自動運転サービス」を導入。「WHILL」は、椅子に座ったまま電動・自動運転で移動ができる一人乗りの乗り物で、保安検査場と商業エリアに各1台ずつ配置。それぞれ保安検査場から商業エリアまで、商業エリアから特定の搭乗口までの移動に利用できる。

 来年冬には、同ビル2階の国際線保安検査後の商業エリアも6割増床してオープン。2025年春、第1ターミナルビル全体リニューアルの完了を予定する。

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