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大阪エヴェッサ、最終戦勝利で今季を締めくくり 5選手が2桁得点

2025年の大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が登場した最終戦(画像提供:大塚淳史)

2025年の大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が登場した最終戦(画像提供:大塚淳史)

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 Bリーグ・大阪エヴェッサが5月7日、茨城ロボッツに95対81で勝利し、今シーズン最終戦を締めくくった。

13点5リバウンド5アシストと活躍した木下誠選手(背番号31)

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 おおきにアリーナ舞洲(大阪市此花区北港緑地2)で行われた最終戦では、2桁得点者が5人出るなど攻撃が機能した。リーグ屈指のスコアラーであるディージェイ・ニュービル選手、身長208センチのショーン・オマラ選手、東京2020オリンピック競技大会の3人制バスケ「3×3」日本代表のアイラ・ブラウン選手だけでなく、木下誠選手や橋本拓哉選手もそれぞれ13点、16点で存在感を見せた。主将で38歳のベテラン、元日本代表・竹内譲次選手も、試合終盤にドライブからパスフェイントして得点を決めるプレーで魅せるなど、観衆を沸かせた。

 試合後に、選手やマティアス・フィッシャーヘッドコーチ(以下マティアスHC)などスタッフ全員で、会場に集まったファンに向けたイベントを実施し、応援への感謝を示した。右足アキレス腱断裂を2度経験し、今季、約1年半ぶりに復帰した橋本選手は「長い間、けがで離れていて、コートに出てきた時のうれしさとみなさんの前でプレーを表現できたことが一番印象に残っている」と感謝を述べ、大きな拍手を浴びた。ファンが選ぶMVPにはニュービル選手が選ばれ、誕生日(5月22日)が近いことから、チームメートからサプライズのケーキと歌で祝福を受けた。

 今シーズンのBリーグはコロナ禍による声出し制限が途中でなくなり、この日は地元大阪のファンの声援が飛んでいた。竹内選手は「僕自身大阪に移籍してから、そういう状況(声出し応援禁止)でしかやってこられなかったので、観客のみなさんの声が直に届くようになって、すごくうれしかった」と話した。

 ドイツ人のマティアスHCが指揮を執った今季は、27勝33敗の西地区8チーム中5位で、2シーズンぶりのプレーオフ進出とはならなかった。マティアスHCは「攻撃や守備で新しいことに取り組んだが、選手が慣れるのに時間がかかった。セットプレーなどが複雑すぎたことを反省し、シーズン終盤に簡素化したのが好転し、強豪にも勝てた」と振り返った。現時点では来季の指揮については未発表で「時期尚早」としつつも来季に向けての改善ポイントを示すなど意欲を示し「また来シーズン会いましょう」と会見を締めくくった。

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