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弁天町のホテルを「シェルター」に 自宅にいることが不安な人の仮住まい

「ホテルシェルター」のメインビジュアル

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 弁天町でホテル「HOTEL SHE, OSAKA」(大阪市港区市岡1)を運営するL&G Global Business(京都市南区)の関連会社CHILLNN(同)は4月15日、稼働が低くなっているホテルと、自宅以外に安全な仮住まいが必要な人をマッチングする「ホテルシェルター(HOTEL SHE/LTER)」プロジェクトを開始した。

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 新型コロナウイルスの影響から、国内の多くのホテルが甚大な影響を受けている。同社も運営する全ホテルを4月25日までの予定で休業しているが、その後の運営再開は未定となっている。一方で、現在も電車通勤を余儀なくされている会社員や、高齢者と同居している家族など、自宅にいることにリスクを感じる人もいるという。

 そこで同社ではホテルを「シェルター」として活用してもらうためのプロジェクト「ホテルシェルター」を企画。空室となっているホテルを1泊3,000円~(1週間単位の利用を想定)という低価格で貸し出す(軽症者の受け入れを行うものではない)。同社が運営する「HOTEL SHE, OSAKA」、「HOTEL SHE, KYOTO」(京都市南区)での実験的運用を経て、全国のホテルと利用希望者とをつなぐプラットフォームへと事業の拡大を狙う。

 現在は公式サイトをオープンしており、利用を希望する一般客と、同プロジェクトに関心を持つホテルの仮登録をスタートした。並行して、非対面チェックインや事前決済、防護服などを着用しての清掃など、ホテルの運営ガイドラインの策定を進めているという。準備ができ次第、4月末以降をめどに自社運営ホテルでの稼働を開始する。

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