弁天町の爬虫類カフェ、瀕死のトカゲ「ゴンちゃん」体重が8倍に

元気にエサを食べるゴンちゃん

元気にエサを食べるゴンちゃん

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 大阪・弁天町の「爬虫類カフェ ブルーエンジェル」(大阪市港区弁天5)のフトアゴトカゲ「ゴンちゃん」の体重が5グラムから41グラムになった。

若者らで賑わう店内の様子

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 今年6月にオープンした同店は、ヘビ、トカゲ、カメなどの爬虫類や、カエル、イモリなどの両生類を中心に、約50匹の動物と触れ合うことができる爬虫類カフェ。「秘密基地」というコンセプト通り、目立ちにくい場所で営業しているが、県外や海外の人の来店も。爬虫類を触ったことのない人も多く来店するため、扱いやすい動物を飼育している。

 「仕事帰りに来た」という女性(10代)は「ネットで検索をして来た。爬虫類カフェは初めてだったけれど、『触れない』と思っていたヘビも触れた」とヘビをなでながら話す。

 動物の保護活動にも力を入れている同店では、今年の9月に瀕死状態のフトアゴトカゲを保護。「ゴンちゃん」と名付けて看護を行った。看護開始時は5グラムだった体重は、3カ月間で約8倍の41グラムになった。今ではすっかり元気になり、店の人気者として活躍している。

 入場料の代わりにカフェメニューを1品以上注文するシステムで、メニューはすべて500円で提供している。フードメニューは、店主の高橋正義さんがアルバイト時代に都ホテルのシェフからレシピを教わったという「うどんカルボナーラ」や、気分次第で作る「日替わり定食」など約15種類。ドリンクメニューは、ソフトドリンク、アルコール類など約40種類をそろえる。アルコールドリンクは「すっぽん割り」「まむし割り」も用意する。

 高橋さんは「爬虫類は癒やされる。学校へ行けなくなった子どもたちなどの『サードプレイス』としても発展できれば」と意欲を見せる。

 営業時間は18時~21時(土曜・日曜・祝日は12時~20時)。月曜、水曜定休。

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