「チェコフェスティバル2024 in 関西」が10月25日～27日、堺市役所前の公共広場「Minaさかい」（堺市堺区南瓦町）で開催される。

チェコの伝統文化「人形劇」を披露する様子

　関西堺・チェコ国際交流協会と在堺チェコ共和国名誉領事館が主催する同イベント。2019年9月、在堺チェコ共和国名誉領事館が開設されたことをきっかけに初開催し、昨年は3日間で約1万2000人が来場。7、8割は堺市外からの来場だったという。6回目となる今回は、これまでの約4倍の広さの会場を使い、過去最大規模で行う。36店舗がチェコのグルメや雑貨を販売するほか、ステージでは25のプログラムを用意する。

　グルメは、牛肉を煮込んだチェコの家庭料理「グラーシュ」をはじめ、ソーセージ料理「クロバーサ」、根菜とクリームソースを合わせた肉料理「スビチュコバー」などを提供。ドリンクは、日本在住のチェコ人醸造家が作るクラフトビールや、チェコを代表するビール「ピルスナーウルケル」、モラビア地方のワインなどをそろえる。チェコ定番のおやつであるクレープ「パラチンキ」やパンなどスイーツも用意する。雑貨は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている操り人形「マリオネット」をはじめ、チェコの画家・ミュシャのグッズ、絵本、オーナメント、ガラス製の爪やすりなどを販売する。

　ステージでは、「チェコ人といえばみな音楽家である」という言葉から、モラビア民謡とポップスの演奏や、チェコのピアノメーカー「ペトロフ」のピアノを使ったソロコンサートなどさまざまな音楽ステージを用意。俳優が1人で何役も担当するチェコの伝統文化「人形劇」を行うステージや、チェコ親善アンバサダーによるトークショーも行う。

　在堺チェコ共和国名誉領事館のスザンカ・ハニバロバーさんは「人形劇は昨年と異なる演目で披露する。チェコに興味を持っている人はもちろん、チェコのことを知らない人にも来場してもらい、このイベントをきっかけにチェコに興味を持ってもらえれば」と話す。

　開催時間は25日＝16時～21時、26日＝11時～20時、27日＝11時～19時。入場無料。