複合施設「タグボート大正」(大阪府大正区三軒家西1)の開館1周年を記念して開発した、大正区オリジナルクラフトビール「大正ゴールド」が1月18日、販売を開始する。
同施設は、大正区と飲食店などの事業を運営するリタウン(浪速区)がタッグを組んで、尻無川河川敷にオープンした施設。全16店舗の飲食店が入る「フードエリア」には、デリ酒場や海鮮天ぷら店などジャンル豊富な飲食店を構える。開館後間もなく新型コロナウイルスの影響で、来場者数が激減する打撃を受けながらも、地元民を中心に愛され、運営を行ってきた。
1月18日に開館1周年を迎えるのを機に開発に着手したのは、フードエリア内にあるクラフトビール専門店「Beer stand MARCA」。ビールは、「リトル沖縄」と呼ばれる大正区ならではの特色を表すため、シークワーサー果汁を採用。フルーティーで酸味のある香りと、ほのかな甘みが特徴のクラフトビールに仕上がった。ビール名は、「GOLDEN ALE」をベースにした点から「大正ゴールド」と命名。ボトルデザインは、下町の雰囲気漂う大正区の土地柄を意識して、酒場に馴染むレトロな装飾を施した。
「大正ゴールド」の希望小売価格は、ボトル(330ミリリットル)=550円、グラス(350ミリリットル)=600円。アルコール度数は5パーセント。ビールの苦味を表す指標であるIBUは25程度。今後は、大正区の飲食店に向けて卸売販売も実施する予定。