Peach Aviation(大阪市泉南郡田尻町泉州空港中1)が10月5日から、台風21号の被害に遭った関西国際空港(空港北1)を利用するインバウンド需要を再び喚起させるため、キャンペーン「OsakaもKansaiも負けへんで!」を実施する。
今月4日に上陸し近畿地方を中心に大きな被害をもたらした台風21号により、同空港は滑走路や空港施設が浸水し、連絡橋にタンカーが衝突するなどして閉鎖した。関西を訪れる訪日外国人客のほとんどが同空港を利用していたため、関西各地で訪日外国人客が激減。21日に全面再開したものの、回復ペースは緩やかだという。
大阪はアジア圏からの訪日客が多いことから、同社では韓国、香港、台湾の訪日旅客を対象に、公式SNSを活用し21日以降の関西の様子を撮影した写真を地元の人々と訪日旅客から募り、関西の元気な姿を発信する「OsakaもKansaiも負けへんで!写真投稿キャンペーン」(10月31日まで)と「OsakaもKansaiも負けへんで!セール」(10月上旬)を行う。
井上慎一CEOは「関西へのインバウンド旅客のにぎわいを取り戻すことは、関西空港に本拠点を構えるPeachの使命だと考えている。関西エリアはすでにアジアの客を迎える準備が整っているので、関西の航空会社として地元の方とともに関西の底力を世界に発信していく」とコメントする。