大阪・南港の大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区南港北1)の14階から17階に2019年1月、「さきしまコスモタワーホテル」がオープンする。
「大阪から世界へ 世界から大阪へ」をコンセプトに、ロビーには大阪城をモチーフにしたデザインを施し、豊臣秀吉の黄金の茶室を設置する。そのほか、「OSAKAジェニックプロジェクト」として、大阪出身のアーティストによる「フォトジェニック」を意識したウオールアートを各階エレベーターホールに設ける。各階の角部屋には、アーティストが手掛けるコンセプトルームも。
ベッドは米国一番のシェアを誇る「サータブランド」を使用し、ホテル館内の案内や近隣情報、その土地ならではのグルメや観光情報などのコンテンツを発信する客室タブレット「tabii(タビー)」を全客室に導入。朝食は、ブッフェスタイルで、山蔭流(やまかげりゅう)師範の清水秀樹さんが監修する。
客室は、2019年1月に14階~17階に109室が完成し、その後4期に分けて客室を増設し、2020年4月には7階~14階で全371室になる。平均客室面積は35平方メートルで、1室4人まで宿泊可能。
経営企画部長の山川和宏さんは「大阪ベイエリアのランドマークである大阪府咲洲庁舎にホテルが入居することをきっかけに、ベイエリアの発展に役立てたら。大阪出身のアーティスト、企業、学校、団体の力を借り、大阪の新しい観光地としての魅力を世界に発信し、国内外の客に旅路で選ばれるホテル作りを目指す」と話す。