大阪・南港のホテル「ハイアット リージェンシー大阪」(大阪市住之江区南港北1)地下1階のイタリア料理レストラン「バジリコ」で3月1日、1年間イタリア20州の料理が登場する「旅するイタリア」が始まった。
エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャ発祥のボロネーゼを使ったラザーニャ
イタリア20州を中部・南部・北部・離島と分け、季節ごとにそれぞれの郷土料理にフォーカスを当てたイベント。総料理長のサウロ・バッキレガさんがイタリア出身であることから考案された。春(3月~5月)は、イタリア中部のエミリア・ロマーニャ州、トスカーナ州、ウンブリア州、マルケ州、ラツィオ州の5州を特集。西口正登シェフは「北は米やバター、南部はトマトやオリーブなどで知られているが、中部は両方の要素がミックスされている」と話す。
ランチは全12種から週替わりで6種、ディナーは22種のメニューを提供。エミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャ発祥のボロネーゼを使った「ほうれん草入りパスタのラザーニャ」や、トスカーナ州の郷土料理「パッパルデッレ 鴨(かも)のラグー」など、それぞれの州の特徴を生かしたメニューを用意する。
店内では21日から、写真家の香西ジュンさんによるマルケ州の料理と人の様子にフォーカスを当てた写真展も開く。
夏は南イタリア6州、秋は北イタリア2州、冬は離島の2州を特集する予定。西口シェフは「今まで短期間のフェアはあったが、1年間をかけた大掛かりなフェアは初めて。イタリア料理を幅広く深く提供できるよう、気合を入れて臨みたい」と意気込む。
営業時間はランチ=11時30分~14時(土曜・日曜・祝日は14時30分まで)。ディナー(金曜~日曜のみ)=17時30分~21時30分(日曜は21時まで)。月曜・火曜定休。