海遊館(大阪市港区海岸通1、TEL 06-6576-5501)6階の特設水槽で12月9日、タチウオの冬季限定展示が始まった。
現在開催中の海遊館イルミネーションに合わせて展示が始まったタチウオ。展示するのは4年ぶり。食材としてなじみ深いタチウオだが、飼育が難しく水族館での展示は極めてまれだという。現在国内の水族館でタチウオを展示しているのは、同館と宮島水族館(広島県廿日市)の2カ所のみ。「銀白色に輝く姿がきれいなため、イルミネーションに合わせて展示するといいのでは」ということで今回の展示が決定した。
展示しているタチウオは約70匹。全長約70センチのタチウオが、そろって立ち泳ぎする姿を見ることができる。滑らかに動くヒレや、前後左右に泳ぐ姿が特徴的なアオリイカも同時に展示。同フェイスブックページでタチウオが泳ぐ様子を公開したところ、過去最多の再生回数を記録し、水槽前では思わず足を止める人も多く、評判だという。
広報の田中雅美さんは「実際に見ると幻想的な空間に思わずうっとりするはず。ぜひこの機会にタチウオに会いに来て」と話す。
タチウオの展示は2017年1月上旬まで。