泉州地域の産業の製造・生産現場を一般公開するイベント「泉州オープンファクトリー2023」が11月16日~19日の4日間にわたり開催される。主催は泉州オープンファクトリー実行委員会。
2021年、貝塚市と泉佐野市で「貝塚オープンファクトリー」として、中小企業の産業活性化を目的に初開催。昨年は、開催地域を泉南市、泉佐野市、貝塚市、岸和田市、忠岡町の5エリアに拡大し、3日間で子ども連れから事業者まで約500人が参加した。3回目となる今回は、新たに熊取町、田尻町、阪南市が加わり、約40社が工場見学やワークショップなどを用意する。
参加者には、コワーキングスペース「ポートフォリオ」(貝塚市海塚1)とりんくうパピリオ星の広場(泉佐野市りんくう往来北)に設けたシャトルバスの発着会場からの送迎利用または会場に直接集合してもらう。
工場見学では、米袋などに使われる産業用クレープ紙を製造する「山陽製紙」(泉南市男里6)やジャケットの製造会社で貝塚市に工場を持つ「リングヂャケット」(大阪市北区)、工作機械の部品やキャンプ用の鉄板などを製造する「泉和鉄工所」(貝塚市二色南町)などが、工場で製造の様子を紹介する。貝塚市に本社を置く「水間鉄道」(貝塚市近木町)が電車の運転体験を、自転車をメインに取り扱う商社「武田産業」(泉佐野市中庄)がパンク修理体験をそれぞれ用意する。
泉州タオルを製造する3社の工場見学と泉州タオルの直売場を巡るツアーや、貝塚市の環濠(かんごう)跡や歴史的な町並み、史跡を巡るツアーなども行う。
同実行委員会の延生康二委員長は「参加企業が『どのように自社の強みや商品の魅力を伝えるか』を考え、それぞれ自由な発想で企画している。さまざまなものづくりの裏側を見てもらい、企業の魅力を最大限に体感してもらえれば」と話す。
開催時間は9時~17時。要予約。予約はウェブサイトで受け付ける。