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泉州エリアで「オープンファクトリー」 工場見学や体験で地場産業活性化目指す

前回開催時の様子

前回開催時の様子

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 泉州地域の産業の製造・生産現場を一般公開するイベント「泉州オープンファクトリー」が12月1日・2日・3日の3日間にわたり開催される。

段ボールを使った工作ワークショップ

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 地場産業の魅力を伝えることで、中小企業の産業活性化を目指す同イベント。昨年、貝塚市で初開催し、3日間で約250人が参加した。今年は泉南市、泉佐野市、貝塚市、岸和田市、忠岡町の企業約30社が工場見学や工作ワークショップ、実演イベントなどを用意する。

 参加者にはコワーキングスペース「ポートフォリオ」(貝塚市海塚1)に集合し、各イベント会場に移動してもらう。工場見学では、ストッキングやフィルター資材のメーカー「中野産業」(同三ツ松)や1919(大正8)年から桐たんすを製造する「田中家具製作所」(岸和田市荒木町)、タオルメーカー「神藤タオル」(泉佐野市日根野)などが、工場で製造の様子を紹介する。泉州水ナスを60年にわたり製造している「中山農園」(貝塚市沢)で野菜収穫体験も実施する。

 貝塚市の環濠(かんごう)跡やお寺を巡るツアー、タブレットに描いた絵でトートバッグを作るワークショップなども用意。12月3日は海塚中通りの古民家(貝塚市中町)で、泉州だんじり祭りのだんじり彫刻師・松谷隆司さんや木材「本ツゲ」を使うつげくしメーカーの「西出櫛(くし)工業」(貝塚市堤)が製造実演を行う。

 実行委員長の延生康二さんは「昨年は、小学生や大学生も交え幅広い年齢層が参加した。イベントを参加者の新たな発見だけでなく、企業のブランディング、商品や技術の潜在価値発見など企業自身の気づきにもつなげていきたい」と話す。

 開催時間は9時~17時。参加無料。要予約。予約はウェブサイトで受け付ける。

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