大学生が運営するラーメン店「脳天飯店 大正店」が8月8日、複合施設「タグボート大正」（大阪市大正区三軒家西1）1階フードホールにオープンした。

「脳天中華そば」（手前）と「石焼きレア青椒肉絲」（奥）

　学生が集まれる飲食店をつくろうと、大阪芸術大学3回生の高原彰人さんが近鉄長野線・喜志駅近くに5月25日、オープンさせた「脳天飯店」（富田林市）の2号店。1号店のオープンで高原さんは、ユーチューブの動画をきっかけに知ったラーメン店の運営会社で「OMO」（兵庫県西宮市）の島田隆史社長にメニュー開発や店舗運営についてのサポートを請い、出店にこぎ着けたという。

　家族連れやカップルなどが多いというタグボート大正の客層に合わせ、全メニューを新たに開発。国産の本醸造しょうゆとたまりしょうゆの2種類をブレンドしたたれに7種類の煮干しを使ったスープを合わせる「脳天中華そば」（890円）やホタテとあさりのだしを使った「貝だし中華そば」（920円）などラーメンのほか、石焼きの器にのせた「石焼（やき）レア青椒肉絲（チンジャオロース）」（1,200円）やスパイスの利いたラー油をかける「台湾からあげ」（4個入、390円）など、酒のつまみになるサイドメニューも用意する。

　高原さんは「高校生の頃からSNSでトレーニング動画を発信するなどインフルエンサー活動の経験で得たノウハウを生かして開店準備の様子を発信することで、1号店オープン前から注目を浴びることができた。卒業後は、企業が若年層にアプローチするSNSのコンサルティングなども行っていきたい」と話す。

　営業時間は16時～23時（土曜・日曜・祝日は、11時～15時、16時～23時）。