商業施設「大阪ベイタワー」（大阪市港区弁天1、TEL 06-6577-1384）が4月23日、リニューアルの完成を記念する式典を開催した。

「ogawa GRAND lodge」外観

　「ORC200」として1993（平成5）年に開業した同施設。2015（平成27）年に運営会社が変わり、2018（平成30）年3月に現在の名前でリニューアルした。再生計画の第1弾として「アートホテル大阪ベイタワー」が2018年に開業、第2弾として「空庭温泉」が2019（平成31）年2月に開業した。内装や外装も数年前から段階的に進め、今回のテナント誘致でリニューアルが完了。再生計画の集大成と位置付ける。

　リニューアルでは西日本初など8店が新たにオープン。アウトドアブランド「ogawa GRAND lodge」（西日本初）、湘南発のパンケーキ店「湘南パンケーキ」（関西初）、「WAY書店」（大阪市内初）などが出店する。「初もの」を誘致することで遠方からの来館を見込むほか、「ダイソー」や「ロピア」など近隣住民の暮らしを支えるテナントも誘致した。

　記念式典には、今年4月に港区長に就任した山口照美区長、同館を所有するフォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン（東京都港区）のマネジングディレクター・伊藤徳彦さんらが登壇。山口区長は「ウェブで港区と検索した際、東京都港区よりも上位に表示されるよう町の発展に注力していきたい」と話す。伊藤さんは「ORC200と比べ、売り上げは4倍、来客数は2倍を目標にする」と意気込む。