体験型イベント「大正ものづくりフェスタ」を動画で楽しめるコンテンツ「大正ものづくりフェスタオンライン」が3月1日、公開された。
「企業と地域と行政が大正区を元気にする」ことを目的に、2013(平成25)年11月に初開催。ものづくり企業自らが企画・運営を行い、子どもがものづくりに触れることができる体験型コンテンツが目玉の人気イベント。これまで、100社以上の会社や団体、教育機関が関わってきた。
今年は新型コロナウイルスの影響で集合型体験イベントの実施は断念したが、「ものづくりの灯を消さない」を合言葉に議論を重ね、動画コンテンツを通じたオンライン開催へとシフト変更。多くの企業が初の試みとなった動画の撮影や編集も、プロに任せるのでなく、セミナーに参加するなどして取り組んできたという。大正区役所の小竹郁子さんは「取り組みを通じて『企業活動の幅が広がった』と声が上がっている」と話す。
サイト内には、災害時に役立つ「ゴミ袋ポンチョとキッチンペーパーマスクの作り方」や、工場で出る廃材を使った「スマートボールを作ってみよう!」など、9個の動画を公開中。なかには、工場見学を疑似体験できるものも。今後も順次公開を予定しているという。
小竹さんは「大正区のものづくりの魅力を全力で動画に詰め込んだ。ぜひご覧ください」と呼び掛ける。