コンセプトビジネスホテル「H.B.P HOTEL」（大阪府大阪市住之江区新北島5、TEL 06-6684-5000）が12月10日にオープンした。運営は中村工務店（大阪府門真市）。

子どもが遊べるキッズスペースも用意

　12年ぶりのホテル運営となる同社。来る2025年大阪・関西万博を見据え、全館改装工事を行い、装い新たにオープンした。ホテル名の「H.B.P」とは、同社が掲げる「HAPPY BEANS　PROJECT」の頭文字を取ったもの。「ネーミングコンテスト」を実施し、全国から届いた800通以上の応募の中から選定されたものだという。

　ホテルは、「機能性×美+オ・モ・テ・ナシ」をコンセプトに運営。ビジネス利用だけでなく、女子会利用や、団体客利用など、幅広いニーズに対応した客室を全52室用意する。子どもでも安心して利用できるように和室も用意するほか、共有スペースにキッズルームを設けるなど、USJ帰りのファミリー層も意識した。価格は、1室1人＝7,000円～。

　女性客向けには「女性がより快適に過ごせるように」と、用途に合わせて豊富なプランを提案。「アルガンオイル」をベースに作られた特別なアメニティを用意するプランや、「オーガニックスムージー」を提供するプランなどを用意する。今後は、SNS映えを意識したプランなども検討しているという。

　共有スペースには「libraryエリア」を備え、大阪観光に関する書籍や、子ども向けに絵本などをそろえる。身体を癒すマッサージチェアも完備。そのほか、長期滞在客やスポーツ団体客向けに、コインランドリーや、大阪ベイエリアを回遊できるレンタルサイクルも用意する。

　廣末いずみ支配人は「『宿泊して終わり』ではなく、近隣住民と宿泊客が交流できる、コミュニティスペースのような役割を担う場所にしていきたい」と意気込む。