北加賀屋オリジナルクラフトビール「GAYAGAYA BEER(ガヤガヤ ビール)」の販売が7月7日、始まった。北加賀屋エリアの顔となる新たなブランドとして、提供の場を広げている。
北加賀屋エリアで、アートによるまちづくりを推進している千島土地(大阪市住之江区)と、御幸温泉(大阪市東淀川区)跡地を改装した日本初の銭湯ブルワリー上方ビールとのコラボレーションで誕生した「GAYAGAYA BEER」。北加賀屋エリアのさらなる認知向上と、新しい地域ブランド確立のため、クラフトビールの製作に取り掛かった。
製作期間は、企画立案から約9カ月。販売するのは、しっかりした苦みの後、爽快な切れ味が特徴の「IPA」と、わせキンカンと熟成キンカンを使った独特の酸味がある「金柑ビール」の2種類。副原料のキンカンは、北加賀屋のコミュニティーガーデン「Meine Garten(マイネ ガルテン)」で無農薬栽培されたものを採用。現在、ホップも栽培しているという。
ネーミングは、「ワイワイガヤガヤ」とビールを介して会話がにぎわうイメージと、北加賀屋に掛けて命名。ラベルデザインは、グラフィックデザイナー・芝野健太さんが手掛け、赤みがかかった金色は、コミュニティー農園「みんなのうえん」の土や、大阪湾に夕日が沈む住之江の街をイメージしている。今後、住之江区と連携した「すみのえアートビート」などで、イベント限定アーティストラベルの展開も予定している。
地域創生・社会貢献事業部不動産事業部部長の星野幸世さんは「完成したビールを初めて飲んだ時は感動した。『GAYAGAYA BEER』を手に、その場が『ガヤガヤ』と盛り上がってくれたら」と笑みをこぼした。
販売箇所は、北加賀屋エリアに点在する飲食店を含め、芝川ビル(大阪市中央区)の飲食店など。今後取扱店舗をさらに拡大していくという。