激辛料理を提供する居酒屋「辛いもんや ギロチン 大正店」(大阪市大正区三軒家東1)が5月7日、JR大正駅近くにオープンし、約1カ月がたった。
辛さなしの「へたれ」(左)と辛さ8倍の「呪」の「ギロチン炒飯」(右)
2005(平成17)年に大阪・新町に1号店をオープン。南船場にも出店し、同店が3店舗目。平日は主に近隣の会社員が、休日は全国から「辛いもの好き」が集まる。ビルの2階に位置する同店は、「昭和レトロ」なポスターや看板を飾り、大衆酒場をイメージ。手作りのギロチンを設置し、フォトスポットにも。立ち飲み=10席、カウンター=7席、座敷=73席を設ける。
7段階の辛さが選べる「ギロチン炒飯(チャーハン)」(638円~)と「カレー」(3種、各858円~)が看板メニュー。辛さの無い「へたれ」から、「並」(辛さ1倍)、「強」(2倍)、「死」(3倍)、「鬼」(5倍)、「呪」(8倍)、「ゴッド」(10倍)まで、唐辛子の量や種類によって辛さを調整する。唐辛子やフライドオニオン、バジルなどを混ぜて真っ赤に仕上げたオリジナルスパイスを唐揚げにまぶした「極め唐揚げスパイシー」(1,078円)も人気の激辛メニュー。
ザラメを入れた甘めのだしが特徴で、20種の具材を用意する「おでん」(110円~)や、近江牛のスジと、こんにゃくを白みそで煮た「近江牛どて焼」(748円)など、辛くないメニューも約20種類を用意。ドリンクは、瓶ビール(550円)や通常の2倍の量が入った「メガ角ハイボール」(550円)など約30種類。瓶入りのドリンクは、店内の冷蔵庫からセルフサービス。辛さを紛まぎらわせるための「牛乳」(385円)やバニラ味の「アイスバー」(110円)も。
金本夏実店長は「店名から、辛い料理しかないと思われがちだが、辛くないメニューもあるので気軽に来店してほしい」と話し、「辛いもの好きな人は、自分の限界に挑戦してみては」と話す。
営業時間は17時30分~24時。フードは、全品テークアウトに対応。