航空会社「Peach Aviation(ピーチ アビエーション)」(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1)が6月19日、国内線全路線での運航を再開する。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減少のため、国内線22路線のうち13路線で運休していた同社。6月1日に沖縄(那覇)-福岡線の運航を再開し、19日には残り国内線12路線の運航を再開する。再開後も、一部路線では1日あたりの便数を減らして運航する予定。国際線は全便6月30日まで運休する。
空港や機内では、新型コロナウイルス感染拡大防止策を実施。空港では、係員のマスク・フェースシールドの着用や、カウンターに飛沫(ひまつ)防止策としてビニールシートを設置。機内では、機内販売の中止や、テーブルやひじ掛けなど手が触れる部分の消毒の実施、客室乗務員のマスク・手袋の着用などの対策を行う。客に対しても、マスク着用や、感染の疑いがあった場合の搭乗を断るなどの策を実施するという。
公式ホームページでは「安心して航空機をご利用いただくために」と、機内換気に関する特設ページを5月26日に開設。機外からエンジンなどを通じて新鮮な空気を機内に取り込み、約3分間で機内の空気が全て入れ替わる仕組みや、頭上から足元へ流れる空気循環システムで空気の停滞を回避する流れなどを分かりやすく解説している。空調システムに導入しているHEPAフィルターは、手術室や無菌病室と同等以上の性能であることも合わせて記載している。