天保山大観覧車(大阪市港区海岸通1、TEL 06-6576-6222)の「シースルーゴンドラ」が、4基から8基に増設して約1カ月が経った。
直径100メートル、地上高112.5メートルで国内最大級の大きさの同大観覧車は、1997年7月に開業。「シースルーゴンドラ」を初めて導入したのは2008年11月で、利用客数が1000万人を突破した記念に導入。導入当時、全面透明のゴンドラは珍しく、「360度景色が見渡せる」「夜景がとても奇麗」と話題になった。通常料金で「シースルーゴンドラ」を楽しめるのも人気の理由の一つという。
「海外のお客さまからのご要望が多く、待ち時間を短縮するために今回の増設に至った」と担当の中山大輔さんは話す。外国人観光客のほとんどの人が「シースルーゴンドラ」を選ぶ中、ゴンドラの数が少ないため、以前は1時間待ちの状況が続いていたという。待ち時間の長さを見て乗車を断念する客も。今回新たに4基を導入し、約2分間隔でシースルーゴンドラの順番が回るようになった。導入して約1カ月経ち、「待ち時間が少なくなってうれしい」と客の反応は上々の様子。
中山さんは「『シースルーゴンドラ』のスリルを体感できるお客さまが増えるのはうれしい。大阪の景色を足元まで楽しむことができるので、ぜひご利用ください」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~22時。料金は800円(2歳以下無料)。