大阪・北加賀屋のアート複合スペース「クリエイティブセンター大阪」(大阪市住之江区北加賀屋4、TEL 06-4702-7085)で5月3日に開かれる日本最大級の人狼ゲームイベント「人狼文化祭」の来場予約数が600人を超えた。
関西在住の人狼ゲーム好きで活動している「人狼文化祭企画局」が企画・運営する同イベント。「営利目的ではなく、参加者に心から人狼ゲームを楽しんでもらいたい」という思いから、2014年に初めて開催。1回目が約150人、2回目が約250人、3回目が約400人と、回数を重ねるごとに参加人数は増加。4回目となる今回は、すでに来場予約が定員の600人を超えたため、募集を締め切った。
人狼ゲームとは、2001年に米国のゲーム会社「Loony Labs」が発売した「汝(なんじ)は人狼なりや?」というテーブルゲームを基にした会話型心理ゲーム。「市民チーム」と「人狼チーム」の2つに分かれ、会話をしながら相手の正体を見抜いていくというもの。参加客層は20歳~30歳の若者が中心。
同団体代表のかのきちさんは、「前回の参加者がリピーターになっていることに加え、人狼ゲーム自体が全国的に広がりを見せていることが参加者増加の要因なのでは」と見ている。人狼ゲームの魅力について「会話を使ったコミュニケーションゲームなので、初対面の相手とも打ち解けることができる点や、ゲームに勝つためにうそをつくという非日常的な要素」と話す。
今回は2フロアで構成し、会場面積は1500平方メートルの過去最大規模となる。「6人~10人制」や「20人~30人制」などブースごとに人数を制限し、全28ブースを用意。前回の開催に加え、人狼ゲームに関連するボードゲームやグッズなどの販売ブースも設ける。
かのきちさんは「秋には他の地方で行うなど、開催地を広げたいと考えている。今年も多くの人に興味を持っていただき、すでに前売り券も完売でキャンセル待ちが多数となった。より多くの方に早めに知っていただけるよう、次回は告知なども強化したい」と意気込む。