大阪・住之江区北加賀屋1丁目・2丁目の街並みで3月19日~24日、フランス・サン・テティエンヌ在住のアーティスト・ワックワックさんと、アメリカ・シカゴ在住のエリックさんがアート作品を描いている。
同企画は、千島土地(同)が2009年から実施している「北加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」の一環。ワックワックさんは今回が初来日。道路のひび割れや、手すりのへこみなどに作品を描く手法が特徴で、2016年に出版した初の作品集「まちかどちょい足しアート」で話題を集めた。エリックさんはヒーローを題材とした作品が特徴。今回は、日本で有名なアニメのヒーローを題材に、風刺画のような「思わず感情移入する」作品を描く予定。
期間中、ブロック塀の意匠にソフトクリーム、縁石にすしなど、2人で全14点の作品を予定。ワックワックさんは「日本らしさを意識して、室外機を浮世絵の美人画の傘に見立てて描いた作品が一番気に入っている」と話す。
ワックワックさんは「自分がしていることは、ささいなこと。作品を見た人が笑顔になって、新たな街の魅力に気付いてくれたらうれしい」と話す。