俳優・タレントの大村崑(こん)さんが11月15日、東加賀屋の昆布専門店「舞昆のこうはら かがや店」(大阪市住之江区東加賀屋1)で一日店長を務めた。
「舞昆のこうはら」は大阪府内に13店舗を展開する昆布専門店。毎年、11月15日の「昆布の日」に合わせ、2008(平成20)年から同社のテレビCMに出演している大村さんを招き、記念イベントを開催してきた。
今年は、大村さんの投球パフォーマンスを予定していたが、大村さんがあばら骨を負傷したことを受け、イベント内容を変更。観客のうち、大村さんと歳が近い女性3人にボールを投げてもらい、投球速度の平均値を割り引くイベントを行った。大村さんは、4分の1サイズの新聞紙を片手で丸めるという手先を鍛える健康法を伝授したほか、スクワットを披露し観客を驚かせた。投球速度の平均値は時速53キロだった。
「『よいこらしょ』ではなく『よしいくぞう(吉幾三)』と言って立ち、周囲を笑わせながら生きていく人生が楽しい」と大村さん。「102歳まで生きることが夢だったが、少し延ばして108歳まで生きたい」と宣言した。
ボールを投げた75歳の女性は「もっと練習しておいたらよかった。崑さんの張りのある声やきれいな肌、まっすぐな腰に感心した。崑さんに教わった健康法を実践して長生きしたい」と話す。