関西国際空港(泉佐野市泉州空港北1)第1ターミナルの国際線保安検査場が9月3日、リニューアルオープンする。
1度に5人まで対応する従来のレーンより5メートル長い検査レーン
2025年の大阪・関西万博開催を見据え、年間4000万人の国際線旅客受け入れを目標に、2021年5月から改修工事を行っている第1ターミナル。2022年10月の国内線エリアを皮切りに、2023年12月に国際線出国エリアをリニューアルオープンした。
今回、運用を始める国際線保安検査場は、これまで3カ所に分かれていた入り口を1カ所に集約。従来よりも5メートル長い検査レーンを新設し、利用客数に応じて行列の長さを調整する「キューイングマネジメントシステム」を日本初導入する。第1ターミナルの改修工事が完了する2025年春には約1.8倍の面積に拡張し、1時間当たりに対応可能な人数を4500人から6000人まで増やす。
運営する関西エアポート関西空港運用部の大本貴久部長は「今までの保安検査場は非常に混雑していたが、検査会社と連携し最先端の検査機器を導入し、お客さまへの負担を減らしていきたい」と話す。