特別展「いのちぐるぐるサンゴ展」が現在、海遊館(大阪市港区海岸通1)エントランスビル4階の企画展示室で開催されている。
現在、世界最大のサンゴ礁を再現する「グレート・バリア・リーフ」水槽のリニューアル工事を進める同館。9月のオープンに向け、同展では、サンゴ礁を形成するサンゴそのものに焦点を当て、生態や成り立ちなどを紹介する。
会場は5つのコーナーで展開。入り口付近には、命を全うし骨格だけが残った白化サンゴを左右の壁や床に無数に並べる。中央の幅4メートルの水槽では、分かりやすく説明するため「もこもこ」「ゆらゆら」などのオノマトペを使った紹介文と共に、赤・緑・青など約20種類・60点のサンゴを展示。幅約6メートル・高さ約2メートルの巨大スクリーンでは、天候や温度の変化で表情を変えるサンゴを描いた約4分間のアニメーションを上映する。
海遊館広報の松村将太さんは「サンゴはデリケートで飼育が難しいため、海遊館では現状この特別展でのみ生きたサンゴを見ることができる。展示を通してサンゴの魅力を少しでも感じてもらえれば」と話す。
2025年1月まで。