子ども向け職業体験イベント「みらいのたからばこ 2023 in 大阪」が11月11日・12日、インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1)6号館で開催される。
同イベントの前身は2016(平成28)年から2018(平成30)年まで毎年、福島県で開催されていた「ふくしまのたからばこ」。仕事体験を通じて働く意味や価値、企業の役割などを学んでもらうことを目的に開催し、累計来場者数は1万4000人を超えるという。今回から、全国各地での開催を見据え、イベント名を「みらいのたからばこ」に変えた。初開催。
会場では、4歳~15歳の子どもを対象に、職業体験やステージイベントなど100以上のコンテンツを展開。経営のプロからアドバイスを受けた子どもたちが店長を務める店で「こども通貨」を使い買い物ができる「こども商店街」や、子ども議員と地域の職員、議員が地域の課題について話し合う「こどもサミット」なども用意する。
職業体験では、声優による指導の下、アニメのキャラクターにせりふを吹き込む「アフレコ体験」、かんなやのこぎりを使い自分専用の箸を作る大工職人体験、開発メンバーから直接教えてもらうことができるロボットプログラミング体験などを用意。職業体験した子どもには対価として「こども通貨」を進呈する。
「前身となったイベントは、東日本大震災を経験した母親たちの『子どもたちに夢や希望を持ち、未来を切り開いていけるよう生き抜く力を持ってほしい』という思いから開催した」とみらいのたからばこ実行委員会の奥田絵美委員長。「企業や仕事がたくさんあることを知ってもらい、未来への希望や楽しみを感じてもらえれば」と話す。
開催時間は10時~17時(12日は15時まで)。入場無料。来場には公式ウェブサイトのフォームからの事前登録が必要(抽選制)。