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「そらとぶタクシー」、韓国eVTOLメーカーと50機の機体購入で合意

「Sky Taxi」が大阪ベイエリアを飛行するイメージ

「Sky Taxi」が大阪ベイエリアを飛行するイメージ

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 大阪・北加賀屋の「そらとぶタクシー」(大阪市住之江区北加賀屋5)が5月15日、韓国eVTOL(電動垂直離着陸機)メーカー「PLANA」と機体購入に関する意向表明書を締結したと発表した。

PLANAと意向表明書を提携した宝上卓音社長(左から2人目)

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 1926(大正15)年創業のタクシー会社「大宝タクシー」(同)グループのそらとぶタクシーは、2025年にエアタクシー「Sky Taxi(スカイタクシー)」の運航を目指し、2022年5月に設立。万博会場となる夢洲までの交通混雑を避け、空中を移動する「空飛ぶクルマ」は、2025年大阪・関西万博の目玉の一つとして注目されている。

 同社は、PLANAが開発中の6人乗りハイブリッドeVTOL「CP-01」を2030年までに10機、2040年までに40機、計50機の購入を予定し、エアタクシー事業運航のほか、日本国内で機体の販売も行う。価格は1機約9億円。日本のエアタクシー普及に向け、PLANAと業務提携を結び、事業者のニーズに対応した機体の開発や市場分析、実証実験などを協働するという。

 運航ルートは、梅田や難波などの都市部と近郊の観光地や空港を想定。約500キロ航続できることから、「将来的には、韓国などの国際線航路も展開したい」と宝上卓音社長。同社は現在、パイロットの育成や新機材の導入、運航試験などを行っている。

 宝上社長は「PLANAとの共同プロジェクトは、アジア発のグローバルエアモビリティー(移動手段)産業において大きな影響がある。アジアを代表するようなモデルケースを構築したい」と意気込む。

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