JR西日本(大阪市北区)は11月18日、2025年大阪・関西万博に向け大阪環状線・弁天町駅(港区波除3)を改良整備し、新駅舎を建設すると発表した。
同万博の会場となる夢洲まで来場者を円滑に輸送する取り組みの一環。JRゆめ咲線の増発や、新大阪駅から桜島駅の直通臨時電車の運行、桜島駅から会場までのシャトルバス輸送などと共に発表された。一連の事業費に約100億円を見込む。
万博会場まで延伸する大阪メトロ中央線と接続する弁天町駅は、来場客の集中が予想されることから、乗り換え経路の円滑化を目的に整備を行う。南北改札の間に新駅舎を建設し、新改札口(仮称=新南口・新北口)を設置。JR環状線内回りホームから大阪メトロ・東口改札まで段差なく移動できる連絡通路を、両社共同で整備する。工事は12月に着手し、2025年春の完成を目指す。
このほか、エレベーターやエスカレーター、バリアフリートイレの設置によるバリアフリー機能の向上や、ホーム柵の設置による安全性の向上も図る。