「泉大津さんま祭り」が11月6日、和泉市・信太山の池上曽根史跡公園(和泉市池上4)で開催される。
東日本大震災復興支援と地域活性化を目的に2012(平成24)に初開催し、今回で9回目。新型コロナウイルスの影響で昨年と一昨年は中止となり、3年ぶりの開催となる。例年は3000人以上が来場するという。
イベントの目玉は、炭焼きした岩手県大船渡産サンマ1200匹の販売。購入は1人当たり2匹までで、価格は1匹=300円。大船渡名物の「サンマのつみれ汁」や三陸の海鮮を使った料理をはじめ、たこ焼き、クレープなどの飲食・物販ブース約30店が出店する。和太鼓や泉大津市・和泉市の中学・高校の吹奏楽部による演奏や音楽ライブなどのステージイベントも行う。
会場では、東日本大震災パネル展示、泉大津市消防本部や陸上自衛隊信太山駐屯地の車両展示など防災に関連したコーナーを設けるほか、募った協賛金で製作するサンマの骨型テーブルを設置する。
祭りを運営する復幸の架け橋実行委員会の石原成昭さんは「2年間開催できず東日本大震災の風化が進んだように感じる。『忘れない』を基本に、過去を振り返ることによって南海トラフ地震に向けた備えを考えるきっかけになれば」と話す。
開催時間は9時30分~16時。小雨決行。