関西国際空港(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1)で6月15日、関西空港駅の開業20周年記念イベントが開かれた。
南海電鉄、JR西日本の両社が乗り入れる関西空港駅は1994年6月15日、同年9月4日の関西空港の開港に先立ち開業した。当初は空港従業員のみが駅から出ることができたが、一般客が見学に来るなど期待が集まる中、空港が開業したという。
改札口前コンコース(旅の広場)で行われた記念イベントでは、南海電鉄関西空港駅の山田康生駅長とJR西日本関西空港駅の兒嶋一裕駅長があいさつしたほか、コンビ結成20周年を迎えた漫才コンビ「シャンプーハット」の2人が漫才を披露。その後、南海電鉄のゆるキャラ「ラピートくん」とJR西日本の「イコちゃん」も加わり、くす玉割りを行った。
山田さんは開業からこれまでを振り返り、「(開業当時)ラピートは終日満席だった。その後、同時多発テロ、SARS、震災などで利用が停滞したこともあったが、近年LCCはじめ航空機の利用が多くなった」とコメント。兒嶋さんは「20周年ということで、人間でいえば成人式を迎えたことになる。海外からのお客さまに新幹線やサンダーバードも乗れるお得な切符を提供したり、駅の案内を4カ国語表記にしたりしている」と話した。