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天保山に大衆演劇のPR拠点 かつらや着物そろえ侍・芸者に変身も

着物の着付けを行う

着物の着付けを行う

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 大衆演劇の魅力を発信する拠点「Geisha Theater(ゲイシャシアター)」(大阪市港区築港4)が12月28日、天保山にオープンした。運営はソルドジャパン(中央区)。

さまざまな色や柄の着物が並ぶ

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 着物のレンタルをはじめ、大衆演劇に関する情報提供やパンフレットの配布などを行う同店。2013(平成25)年以来大衆演劇のファンという同社の越智登志子社長が、大衆演劇の魅力を知ってもらい劇場にも足を運んでもらいたいと出店した。店舗面積は約30坪。

 メインターゲットは外国人観光客。天保山に出店した理由について、越智社長は「大阪・関西万博が開催されることもあり天保山岸壁にさらに多くの外国客船が入港するのを見込んだ」と話す。「私の地元だから」とも。

 店には、越智社長が約3年かけて集めたという100種類以上の着物を用意。刀10本や男性用・女性用のかつらをそろえ、侍や芸者、花魁(おいらん)などの衣装も用意する。写真撮影ができるよう赤色のじゅうたんを敷き、着物や帯を飾った和風ディスプレーを設置する。着付け込みのレンタル料金は2,000円(外出する場合は4,000円)。大衆演劇の出演者から大衆演劇メークのレッスンを受けられる企画や観劇ツアーの開催も予定する。

 越智社長は「1,500円~2,300円の入場料で3時間ほど芝居や舞踊を楽しみ、最後は役者たちによる見送りサービスも付いている大衆演劇場は大阪府内に23カ所あり、都道府県当たりでは日本で最も多く、日常的に気軽な気持ちで楽しめる芸能文化として根付いてきた。着物を楽しんでもらい日本文化を体験してもらうことが足を運ぶきっかけになれば」と話す。

 営業時間は12時~18時。

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