中央ヨーロッパの国・チェコ共和国の魅力を紹介するイベント「チェコフェスティバル2022 in 関西」が10月29日・30日、「ホテル アゴーラ リージェンシー大阪堺」（堺市堺区戎鳥町4）ポルタス広場で開催される。主催は関西堺・チェコ国際交流協会、在堺チェコ共和国名誉領事館。

チェコの伝統文化・人形劇のプログラムも

　2018（平成30）年、大阪・堺に在堺チェコ共和国名誉領事館が設立されたことをきっかけに、チェコの魅力を知ってもらおうと同年初開催。在堺チェコ共和国名誉領事館の酒巻永さんによると、来場者は年々増加しており、昨年は2日間で約1万2000人が来場したという。4回目となる今回は、チェコのフードや雑貨の販売のほか、チェコ民謡や人形劇などのステージイベントを用意する。

　会場では24ブースが出店。フードは、牛肉を煮込みパプリカで味付けしたチェコの家庭料理「グラーシュ」や酢漬けしたソーセージ「ウトペネッツ」、ジンジャークッキーなどをそろえる。チェコ人の醸造家が富山で営む「コボブルワリー」のクラフトビール8種類やチェコを代表するビール「ピルスナーウルケル」などアルコール類も提供。このほか、チェコ西部で生産されたボヘミアングラスを使ったビーズのアクセサリーや操り人形「マリオネット」、絵本など雑貨も販売する。

　ステージでは23のプログラムを展開。人形作家・林由未さんがプロデュースする人形劇「きんいろの髪のお姫さま」や大阪交響楽団によるチェコ・プラハにまつわる映画音楽やクラシック音楽の演奏、チェコセンター東京による「チェコ民謡ミニコンサート」のほか、チェコ政府観光局によるチェコの名所紹介などのトークショーも用意する。

　酒巻さんは「前回は岡山や鳥取など遠方からの来場者もいた。2日間でたくさんのイベントを用意しているので、チェコを思う存分満喫してもらえれば」と話す。

　開催時間は11時～20時（30日は19時まで）。入場無料。