航空会社「Peach Aviation(ピーチ アビエーション)」(大阪府泉南郡田尻町泉州空港中1)が5月18日、泉佐野市の「特別定額給付金」申請受付業務作業を始めた。
同社ではこれまで、人事交流をはじめさまざまな取り組みを泉佐野市と共同で行ってきた。新型コロナウイルス感染症に関する支援では、医療用ガウンが不足する市内の医療機関に代用品として雨がっぱを寄贈した。今回は同市の特別定額給付金業務を迅速に進めるため、給付金申請受付業務の一部を請け負うことになった。
業務内容は、申請者から返送された書類の仕分けや確認、申請書類のスキャン、データ確認などで、市職員から研修を受けた同社スタッフ立ち合いの下、迅速な給付を目指し、土曜・日曜も作業を行う。職種や年齢、性別を問わず、社内で希望者を募集した。
18日は、同社会議室に客室乗務員訓練生と間接部門などスタッフ12人が集合。市役所職員3人も同席した。作業は3密を避けるため、マスク着用やソーシャルディスタンス保持、ドア開放など換気も徹底した。同市には16日までに1万5000通の申請書類が到着。申請書類の記載内容に不備や抜け漏れがないかを確認した。
阪上博則市長公室理事は「想像していたよりも作業のスピードが早く助かっている」、同社広報担当の檜秀憲さんは「地元企業として貢献したいという思いで作業に当たっている。給付金を一日でも早く届けられるよう、作業に全力を尽くしたい」と意気込む。