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関西空港で次世代型ロボット体験会 旅客増に対応、業務効率化図る

イベントの様子

イベントの様子

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 関西国際空港第1ターミナルビル1階国際線到着フロアの特設会場で3月20日、次世代型ロボット体験型展示会「KIX Robot mini Expo」が始まった。

荷物を自動で搬送するロボット

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 関西国際空港を運営する関西エアポート(泉佐野市)とロボットのレンタル事業を行うオリックス・レンテック(東京都品川区)が合同で行うイベント。関西国際空港では、4年連続で国際線旅客数が過去最高を更新している。拡大する空港需要から、業務の効率化に向け最新技術の導入を進めており、同イベントでは荷物を搬送するロボットや、案内をする人型のロボットなど空港で活躍を期待できるロボットを集めた。

 登場するロボットは11メーカー、13機種。「自動搬送ロボット」「清掃ロボット」が登場するほか、日本語・英語・中国語を話すアンドロイドロボット「未来まどか」が同イベントを案内。そのほか、コミュニケーションロボット「NAO」や「RoBoHon」と会話をしたりダンスを披露したり、人と隣り合って作業をすることができる「ヒト協調ロボット」によるお絵かきの披露などもある。約50平方メートルの特設会場は、関西エアポートのイメージカラーであるピンクと水色を基調に仕上げた。

 今年1月に関西国際空港で「清掃ロボット」の実証実験を行ったところ、安全性に問題なかったという。国内での導入事例はまだ無く、関西国際空港は今年中に導入予定。

 関西エアポート執行役員の升本忠弘さんは「2019年のG20やラグビーワールドカップの大阪開催から関西国際空港は、アジアや世界のゲートウェーとしてさらなる注目が予想される。このイベントが業務にロボットを導入することの理解を促進すると同時に、日本の最先端技術を楽しんでもらえたら」と話す。

 開催時間は10時30分~17時30分。今月22日まで。

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