ハードロックカフェ ユニバーサルシティウォーク大阪店(大阪市此花区島屋、TEL 06-4804-3870)で3月12日、ハードロックカフェが世界開催するバンドコンテスト「Hard Rock Rising 2014」の2次予選が行われ、同店代表が決定した。
ミュージシャンの衣装やギターを飾った店内で、ロックを聴きながらアメリカンフードを楽しめる同チェーン。54カ国の主要都市に174店舗を構え、日本国内では1983(昭和58)年、六本木に1号店(世界3号店)をオープン。現在は大阪店(中央区)など6店舗を展開する。
7年前から始まった同コンテストで、日本の各店は昨年から参加。1月にフェイスブック上でエントリーし、2月にはオンライン上で1次予選となるファン投票を実施。各店とも選ばれた8バンドと店が推薦する1バンドが店内ライブを行う2次予選に進み、その会場で選ばれた3バンドが各店の代表を決める2次決勝に進んだ。
同店では、「THL」「cozmic Flag」「Tender」の3バンドが2次決勝に出場。審査員に元・アニメタルのボーカル・坂本栄三さん、ぴあ関西版音楽担当の奥昌史さん、ギザアーティストの斉田才さんを迎え、ライブ対決が始まった。審査基準は音楽性、ボーカル力、オリジナリティー、ステージパフォーマンス、ファンの反応の6項目で、それぞれがオリジナル曲3曲を披露した。
ポップスで出場したTHLが、「僕の好みの年代のポップスの感じが良かった。声もいいし歌もいい」(坂本さん)と好評を得た反面、cozmic Flagには「曲もいいし演奏もいいしライブをよくやっているなってわかるが、厳しいところで言えば(優勝者が出場権を与えられるロックフェスの会場の)ローマを見ていない」(斉田さん)、「楽曲にいろんな要素があって聴いていて飽きなかった。場慣れ感が悪い方に出ちゃったかな」(坂本さん)と評価。
最後に登場したTenderには「フロントマンとしての魅力、ステージに立っている姿がすごく魅力的で、また会いたい、ほかの曲を聴きたいと思わせてくれた」(奥さん)、「センスと品を感じた。ステージの流れがすごく上手。自分のペースで少し寄せて少し突き放して入る。キャラクターがすごくよく、バンドっていいなってすごく感じられた。とにかく品の良さを感じた」(坂本さん)との評価が寄せられ、同バンドが同店の代表に決まった。
今後は世界各店の代表がオンライン上の世界大会に進み、上位25位の中から優勝バンドを決定。優勝バンドには、ローマで7月に開催される4万人規模のハードロックカフェ主催のロックフェス「Hard Rock Live in Roma Festival」への出場権とともに1万USドル相当の楽器一式が贈られる。