海遊館(大阪市港区海岸通1、TEL 06-6576-5501)5階の「太平洋水槽」前で11月1日、ジンベエザメの海(かい)くんと遊(ゆう)ちゃんの全長が計測された。
2000年から11月1日の「計量記念日」に合わせ、ジンベエザメの全長を計測している同館。常に泳ぎ続けるジンベエザメにメジャーを当てて全長を計測するのは至難の技のため、デジタルカメラで水槽の上から撮影したジンベエザメの写真と、1.5メートルの基準尺を持ったダイバーが潜水し、写真と同じ位置に来たジンベエザメを比較することで全長を計測している。
100回目の計測を終え平均値を出した結果、オスの海くんは、昨年計測した4.33メートルから4.8メートルに、メスの遊ちゃんは5.19メートルから5.48メートルに、それぞれ成長した。ジンベエザメの飼育を担当する喜屋武(きやたけ)樹さんは「大きくなっていてうれしい。順調」と笑顔に。食事は1日2回で、主食はオキアミとイサザアミ。計測日も豪快に餌を食べる様子を見せた。
広報の村上寛之さんは「この1年とても元気で餌の食べ方も豪快だった。体が大きくなったことを確かめることができてとてもうれしい」と成長を喜んだ。