大阪・南港の「大阪アカデミア&コスモスクエア国際交流センター」(大阪市住之江区南港北1)で8月6日、約650人の受験生が集い「夏期勉強合宿」が始まった。
奈良県を中心に約40の教場を運営するケーイーシー(奈良県生駒市)による「夏期勉強合宿」。今年は、小学5・6年生、中学2・3年生を対象に、過去最多の約650人が参加。講師も約100人が参加し、合格に向けて力をつける。
合宿初日の6日は開講式からスタート。「えいやーおー」という掛け声で、これから始まる全4日間の合宿プログラムに向けて気合を入れた。プログラムの目玉は、入試本番のスケジュールを完全に再現する「リアル入試」。緊張感漂う雰囲気の中、受験生らが一斉に模擬試験に取り組んだ。翌日には合格発表も行うという。
そのほか、日頃の勉強の成果をテストする「限界challenge」や、理科の理解度を高めるために生の実験を行う「わくわく理科実験」など、合宿ならではのプログラムを用意。小学6年生の川口日菜果さんは「苦手な教科を克服してみんなに追い付けるように頑張りたい」と話し、中学3年生の大西杜人さんは「受験は合否だけが目的ではないと思っている。受験に向けての勉強に対する意識や、人間力を同時に学んでいきたい」と意気込みを見せる。
夏期勉強合宿は9日まで。