大阪港天保山客船ターミナル(大阪市港区築港3)に7月5日、プリンセス・クルーズの最新客船「マジェスティック・プリンセス」が初入港した。
2017年3月30日に引き渡され、就航を開始したばかりの同船は、プリンセス・クルーズでは初めて中国マーケット用にカスタマイズされた客船。全長330メートル、14万2229トン、乗客定員数3560人で、プリンセス・クルーズでは最大の大きさを誇る。
船内には、世界各国のメニューを提供する12カ所のレストランを構え、そのうち2つのスペシャリティ・レストランでは、ミシュランの星付きシェフがメニューを監修する。そのほか、複数階吹き抜けのアトリウムや、ガラスドームの全天候型プール、最上階デッキから8.5メートル海上に張り出したガラス張りの通路、洋上初のテレビスタジオなどの施設を用意する。
今回は5月21日にローマを出発し、「海のシルクロード」をテーマに50日間のクルーズを運航。アテネ、ドバイ、大阪を含む合計22港に寄港し、7月9日に上海に入港する。7月11日からは、上海を母港とする中国発着クルーズを就航。2018年2月25日からは3月25日までの期間は、「グランド・アジア15日間」を2本予定している。