大阪市中央体育館(大阪市港区田中3)で6月14日、第33回大阪市長杯わんぱく相撲大阪市大会が行われ、元大関・琴欧州が登場した。
小学生の児童ら約1500人が学年ごとに分かれて相撲を行い、全国大会進出をかけて対決するというもので、児童の心身の鍛練と健康促進を目指し、今年で33回目を迎えている。大阪市中央体育館での開催は2004年以来10年ぶり。
今回はゲストとして元大関の琴欧州が登場。勝ち残った児童の表彰式に出席し、メダルを授与したほか、大阪青年会議所の中谷憲正理事長とのトークを行った。
トークの最初に体ごとぶつかった中谷理事長を軽くあしらった琴欧州は、「体が大きくなるためにしたこと」を聞かれ、「好き嫌いなく何でも食べること」と返答。幼少期について「たくさんの夢があったけど、力士になったのは予想外だった。偶然スカウトされてこの道に入った」と振り返る。日本の素晴らしさについて聞かれると、「みなさん一丸となって、助け合って物事に当たっていくチーム力がすごい」と力説。今回の大会のテーマが「家族の絆~未来へ!生きていく力を育もう!~」であることにも触れ、「家族の助け合いはとても大事」と話した。
トーク終了後は、まわし姿に着替え、児童とのエキシビションマッチを実施。何人もの児童を相手に、取り組みを披露した。
会場では合わせて、昔の遊びを体験する「むかしあそびワールドカップ」や、未就学児を対象にした相撲トーナメント戦、お笑い芸人ボルトボルズによるサイエンスショーなども行われた。