
宿泊施設「今昔荘 大阪 天保山 -観桜・松柏-」(大阪市港区築港3)が1月27日、オープンした。運営はファンバウンド(滋賀県野洲市)。
空き家や空きビルをリノベーションした都市型高級民泊・高級貸し切り宿「今昔荘」ブランドを展開する同社。2018(平成30)年6月、大阪・道頓堀に1棟目をオープンし、同施設は10棟目。オフィスとして利用されていた1966(昭和41)年築の木造2階建てを改装し、1階に客室「観桜(かんおう)」を、2階に客室「松柏(しょうはく)」を設けた。
和モダンの雰囲気を意識してデザインした客室の玄関付近には、天保山が江戸時代に景勝地としてサクラやマツの木が植えられ庶民憩いの場としてにぎわったことから、一方はサクラ、もう一方はマツをモチーフにしたアート作品「ドライ盆栽」を展示した庭園を設ける。広さは、1階=85平方メートル、2階=88平方メートル。最大8人までの宿泊に対応する。
1フロア当たり寝室2部屋、ダブルベッド4台を設けるほか、浴槽付きの風呂、トイレ、リビング、ダイニング、キッチン、プロジェクタースクリーンなどを設置。長期滞在に対応するためキッチン家電や調理器具、カトラリー、洗濯機なども用意する。
同施設スタッフの上島徹成さんは「万博開催に伴う観光需要の高まりを見据え、長期滞在拠点としてグループでの宿泊を想定している。近くにUSJと海遊館を結ぶシャトル船乗り場もあるので、国内の方にも大阪・ベイエリアの観光拠点として利用してもらえたら」と話す。
宿泊料金は7万円~。