「サステナブル」をテーマにした複合施設「スマセル サステナブルコミューン」(大阪市住之江区北加賀屋5)が8月9日、オープンした。
アウトレットECモール「スマセル」を運営するウィファブリック(同)が手がける同施設。約60年間、鉄工所として使われていた約200坪の廃工場を全面改装し、ファッションや雑貨、コスメ、食品など8店舗が出店した。全ての店舗が環境に配慮した製品やサービスを提供する。購買客に手渡す木のコイン(100円相当)を好みの支援団体の寄付ボックスに投入できる仕組みも採用。寄付金は、国連UNHCR協会やこども食堂、森林保全などの活動に活用される。
1階には、サステナブルなブランドを扱うセレクトショップ「スマセル ストア」やロンドンバスの廃車体を店舗に使う飲食店「スマセル カフェ」のほか、国内外から集めたビンテージ品や古着を販売する「アイムシップシェイプ」、天然素材や再生繊維を使ったレディースアパレルブランド「オー・ゼロ・ユー」などのファッションを扱う店舗が入る。2階には、ビンテージ家具の買取・販売店「リスタイル」、1908(明治41)年創業の石川県の陶磁器メーカー「ニッコー」直営店、国内外の植物を扱う「コウベ アガベ ショップ」が出店する。
ウィファブリックの福屋剛社長は「古着の釣り堀などサステナブルを体感できるイベントを行う予定。ファッションや食などの要素が加わることで現在、アートで注目されている北加賀屋がより多くの人が訪れる町になれば。年間12万人の来館を目指したい」と話す。
営業時間は11時~20時。月曜~木曜定休。