屋根付きベンチの設置や生き物オブジェの装飾などを施したくつろぎ空間「Namima(なみま)」が7月19日、海遊館(大阪市港区海岸通1)前のイベント広場にオープンした。
「Namima」は、海遊館への入館を待つ人が多いことや、近くに気軽に一休みできる場所がなかったことから新設した休憩設備。イベント広場に、光を透過する幕を使い海の水面をイメージした屋根付きの10人掛けベンチ24台を置く。
ベンチや屋根の上には、同館が飼育している生き物のオブジェを置く。オオサマペンギン、エトピリカ、ウミガメなど。海遊館の壁面には、全長約16メートルのジンベエザメのオブジェを、壁の近くには、イトマキエイ、カマイルカ、カワウソなどのオブジェを、それぞれ設けてフォトスポットとしても利用してもらう。生き物オブジェやベンチは内照式となっているため、日没から21時まではライトアップも実施する。
「Namima」を手がけた海遊館の滝川真子さんは「ベンチの屋根は、水平ではなく斜めに設置しているので見る角度によると屋根同士がつながり水面のように見える。海遊館の来場客だけではなく、近隣の人などにも憩いの場として利用してもらえれば」と話す。
観覧無料。